私の秋のこと

9月。

ご縁が重なり

3作品の舞台 コンサートに

出演いたしました。

観劇くださった皆様。

力を貸してくださった皆様。

遠くで見守ってくださった皆様。

本当にありがとうございます。

無事に3作品を 駆け抜けることができました。

 

ご報告がてら  振り返ってみますね。

9月8日から10日。

光枝さんの55th記念コンサート♪

三部構成のコンサート♪

ヤマハエレクトーンシティー渋谷メインホールにて。

良い時代を

過ごせたのだなと。嬉しい時間。

コンサート2部では。

播磨の物語

音楽朗読劇で初めて歌った

「女神の扉 」

美しい曲に出会いました。

長治の亡くなった母であり

重棟の亡くなった想い人であり

次元の違う場所から見守る。

自在にいる。象徴的な役どころ。

「荒野に水は湧きて

 砂漠に河も流れん

 野犬の伏したる住処すらも

 葦よしの繁りあろうところとならん」

♪眠れぬ夜は誰を想う

 月の港 船は出てく

 ここから 見える海を

 見守るのは 幾千もの魂たち

三拍子のたゆたうような

メロディとリズム

何度も 何度も 繰り返し

歌われます。

劇中 マリアの郷にて

重棟と歌う

「播磨の星」

♪蒼い星空

 風が凪いでる

 風よ静かに吹いて

 心を慰めておくれ

シンプルで美しいメロディ

宮崎誠さん作曲。

スタッフ 共演者 お祝いに駆けつけてくれた皆さん。

様々な出会いがあり 再会があり。

宝物のひとつになりました。

 

9月13日、14日

「星の王子さん」☆

岡本隆盛さん 演出 脚本

横浜都筑区公会堂

都筑区民ミュージカル

二十周年記念公演

奇跡って何処でもおこっているんだよ。

みんなきづかないだけさ。

私の役は

星の王子さんとヒロインを

見守り 結ぶ 図書館の館長さん。

♪秋の雨 

とても美しい

とても哀しい曲を歌います。

知的で コケティッシュな大人の女性。

みんなの想いが詰まった

清々しい作品。

9月20日から24日

短編演劇祭 出品作品

「お見舞い」

新宿タイニイアリス

蘇玉石さんの処女作

都筑香弥子さんとほぼ二人芝居

私は中国 昆明に住む蓮という

女性を演じました。

都筑さん演じる仁は

中国から日本に嫁ぎ

帰省中 恩師である範先生の

お見舞いに親友 蓮とむかいます。

範先生の病室304号室。

先生が病室に帰ってくるまで

小一時間。

二人は話し続けます。

ほぼ二人芝居

初めての経験でした。

「四十になっても

 五十になっても 欅ね

 そのままでは 風雨に弱いので

 お互いを助けあうように

 枝をかさねあっているって」

シンプルで

ユニークで

詩意のある

台詞達が集まって

それは時々何かの音楽を

奏でているようでした。

深くて貴重な体験をしました。

「やがて金木犀が咲く頃になるの

 あの淡い甘い香りが顔に触れた瞬間

 ああ。私 元気になるんだとわかるの。

 再生のスイッチがオンになる瞬間」

お見舞い 仁の台詞より

もうすぐ 金木犀が香りますね。

甘い香りで 空気が 満たされますね。

 

私は 一緒に駆け抜けてくれた身体に ありがとうを言って。

 

スイッチがオンになる瞬間。

 

次に 進みます(^o^)

 

瑠美